髪の毛はもともと白い!?メカニズムを知って白髪をケアしよう

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もともとは白い髪の毛が生えている

日本人やアジア人は黒髪で、西洋人は明るい髪色をしていますよね。そんな黒髪に白髪が混じるととても目立って、ある調査では白髪がある人の見た目年齢は、実年齢プラス7歳も老けて見えるそうです。そんな厄介な白髪ですが、黒髪の人にも明るい髪色の人にも共通して生えています。

これはなぜかというと、人種や国籍に関係なく、ヒトの髪の毛はもともと全部白い髪の毛だからなのです。毛球部にある毛母細胞から白い髪の毛が生えはじめると、メラノサイトと呼ばれる色素細胞が髪に色を付けるよう命令を出します。

そこで黒い色素のメラニンを発生させて、髪の毛を黒く色付けしているのです。メラノサイトやメラニンは化粧品のCMなどで「シミの素」として紹介されていますが、髪の毛の色を作ってくれている大切な細胞でもあります。

メラノサイトが衰えると白いまま生える

そんな重要なメラノサイトですが、加齢などの原因によって細胞が衰えたり栄養が届かなくなると、色を付けるための命令を出すことが出来なくなります。その結果髪に色を付けることが出来ず、髪が白いまま伸びていってしまうため、「白髪が生える」ということになります。

メラノサイトが衰える原因としては加齢やストレス、血流を悪くするような不健康な生活習慣などが挙げられます。髪の毛に必要な栄養は血液によって運ばれますが、栄養は内臓優先で運ばれ、身体の一番外にある髪の毛はその後になります。髪のキレイな女性がモテるのは、栄養が後回しになる髪までもキレイだということが、男性には健康である証として映るからなのです。

生活習慣を見直して白髪を改善

髪に必要な栄養は血液が運んでいるので、血流が悪くなったり栄養が偏っていると当然髪の細胞も衰えます。加齢による衰えはどうにも出来ないので、それ以外で血流を改善するには生活習慣を見直すことが重要となります。運動不足や外食ばかりの食生活では血液がドロドロになり、流れも滞ってしまいます。

ウォーキングやストレッチなどの軽い運動を続けるよう心がけ、和食を中心とした自炊を増やすようにしましょう。また、髪の生育を邪魔する活性酸素を増やさないための睡眠も大切です。日付が変わる頃には布団に入るようにして、就寝後2~3時間でぐっすりとした深い眠りに入れていることが理想です。寝る前にストレッチをおこなったり、お風呂を出たらパソコンやスマホを見ないようにするなどの工夫をしましょう。

ストレスも白髪を増やしてしまう

ストレスで白髪が増えた、という話を聞いたことがあると思いますが、ストレスも白髪を増やす原因になります。強いストレスが続くと、身体が緊張状態になり、筋肉がこわばって血流が滞りがちになります。内臓の働きも弱くなるので、せっかく食事をしても消化・吸収が上手くいかず、栄養不足になります。

消化・吸収されない内容物は溜まったまま腐敗していき、血液を造っている腸内環境を悪化させて血液の質を低下させてしまいます。こうして頭皮や毛根へ栄養が届かなくなり、白髪が増えてしまうのです。ストレスや生活習慣は年齢に関係なく影響を与えますから、白髪が生えてから悩むより、若いうちから日ごろの生活習慣やストレスについて気をつけていくことが大切ですね。

以上、髪の毛はもともと白い!?メカニズムを知って白髪をケアしよう…の話題でした。