Contents
どんな状態が「生理不順」なのか
よく聞く言葉ほど知った気になってしまうのもので、生理不順もその一つではないでしょうか。
生理不順とは生理が一定の期間で来ないことを言い、具体的には生理が25~38日の周期から外れていることです。
なぜそれが問題なのかというと、このような状態のときはホルモンのバランスが乱れていることが多いからです。
つまり生理の乱れはホルモンバランスの乱れでもあり、放置しておくほど治療が難しくなる上に、ひどくなると妊娠が難しくなったりもします。
ではホルモンバランスが乱れるのはなぜなのでしょうか。
生理不順の最も多い原因はストレス
ホルモンは脳にある視床下部という場所から分泌されています。
しかしこの視床下部はとてもデリケートなため、ストレスがかかるとホルモンの分泌が乱れ、生理不順の原因となってしまうのです。
現在、生理不順に悩んでいてストレスにも心当たりがある人は、少しでもストレスを軽くしなくてはいけません。
でもそれこそ「言うは易く行うは難し」、環境はそんな簡単に変えられません。
では環境でなく栄養面を補強するのはどうでしょうか。
たとえば葉酸サプリを食事の補助として利用すると、ストレス社会を乗り切る強い味方になってくれます。
ストレス社会の天敵うつ病になりくい?
ストレス社会ならではの疾患に「うつ病」があります。
近年のうつ病患者の増加から、この病気に対して様々な研究が進められていますが、うつ病の原因の一つに葉酸の不足があると言われています。
実際にうつ病患者に葉酸を投与したら改善したという報告や、精神疾患の患者は葉酸が慢性的に不足傾向にあるという研究結果もあります。
葉酸はセロトニンなどの神経伝達物質を合成するのに必要なため、精神の安定にも深く関わっているのです。
もちろん、葉酸に医薬品のような即効性はありませんが、日常的に十分な量を摂取することはストレスを軽減する助けになるはずです。
食事に不足しがちな人は葉酸サプリを用いてもいいでしょう。
それが結果として生理不順の改善につながる可能性は大きいと言えそうです。
栄養が足りないと生理不順の原因に
さてホルモンを分泌する視床下部の大敵はストレスなのですが、実はもう一つあります。
それは栄養不足です。
視床下部は栄養が不足すれば、すぐにその影響が出てしまう部分なのです。
ホルモンの分泌に特に必要なのはコレステロールで、これはダイエットなどで不足してしまうことが多く、実際にそのような女性は珍しくありません。
ですからダイエットで生理不順になってしまった人は安易にホルモン剤に頼る前に、コレステロールが摂取できるよう食事を改善しなくてはなりません。
コレステロールをとるにはまず「良質なタンパク質」が豊富な食べ物を食べることです。
たとえば肉類や魚介類が良質なタンパク質をとるにはお勧めです。
そして生理不順になるほどなら葉酸も不足しているはずです。
葉酸は将来的に赤ちゃんを望む女性にはぜひ十分摂取してもらいたい栄養素です。
この場合は葉酸だけでなくいろいろな栄養素が配合された葉酸サプリが適しているでしょう。
鉄の欠乏が生理不順を引き起こすこともある
生理があるために常に女性に不足しがちな栄養素が鉄です。
身近なために意外と盲点ですが、鉄を補給することによって生理不順が改善することがあります。
生理不順に悩む人で貧血に心当たりがある場合はまず鉄の欠乏を疑ってみるといいかもしれません。
この場合、鉄の吸収を助けるビタミンCや同じく造血に欠かせない葉酸も一緒に摂取すると効果的です。
このように生理不順はいろいろな栄養素の欠乏が原因になりますが、実際にどの栄養が欠乏しているか知るのは大変難しいことです。
まずは食事で多種多様な栄養素を摂取し、プラスアルファで葉酸サプリを用いるのが生理不順の改善への第一歩となるでしょう。
生理不順は医療機関に相談しましょう
最後に、生理不順の原因はストレスや栄養の不足の他にも様々な原因があります。
食事の見直しはとても大切ですが、生理不順の陰に何か病気がある可能性も否定できません。
生理は女性の健康のバロメーターです。
少しでもおかしいと感じたら早めに医療機関に相談することが重要でしょう。
また葉酸は十分に摂取しておきたい栄養素ですし安全性も高いですが、一部の医薬品とは併用できない場合があります。
現在服用している薬がある人は必ず医師に相談してから葉酸サプリを飲むようにしてください。