かゆみがある首イボはもしかしたら病気のサインかも??

ポツポツと首にできたイボ、大きさはそれほど大きくはないけれど、見た目としては不快なものですよね。

特に女性にとっては、何となく不衛生に見えるし、アクセサリーを付けると引っかかって痛いし、それに何より首の開いた洋服が恥ずかしくて着られない、冬場はいいとしても、暑い夏に首を覆わなければいけないのは辛いですよね。

首イボにはとても小さいものから、少し大きくなったものまでいくつか種類がありますが、大抵はアクロコルドンやスキンタッグと呼ばれる小ぶりのものが多いです。

老人性疣贅とか脂漏性角化症と呼ばれ、加齢が影響している事は確かですが、厳密にいうと早ければ20代で発生する場合もあり、必ずしも加齢だけが原因ではなく、多くは紫外線によるターンオーバーの乱れが影響しているといわれています。

何はさておき、この不快な首イボ、早く治したいですよね。

首イボは適度に保湿を心がける

首イボは名前の通り、首周りの皮膚の薄い部分にできやすいいぼですが、正確には首以外にも顔・頭・脇・背中・胸・腹等、首同様に皮膚の弱い部分にできやすいといわれています。

できる原因としては、加齢や紫外線の影響、そして摩擦や圧迫による刺激を受ける事であるとされています。

ですから予防としては、過度に紫外線を浴びないようにする事や、下着やアクセサリー等による摩擦を避ける事が重要であるといえます。

また皮膚が乾燥すると、より刺激を受けやすくなるといわれている為、適度に保湿を心がける事も大切です。

首イボはローションやオイルで丁寧にケア

イボは通常、ウイルス性の発症するものと、そうでないものに分けられますが、首イボは後者のうつす心配のないいぼで、良性の腫瘍として放っておいても特に問題はないといわれています。

また見た目や引っかかりが不快という以外には、痛みやかゆみ等の症状はほとんどないといいます。

1つできると複数できやすくなるとはいわれていますが、一気に増えるという事はないようです。

自宅で専用のローションやオイル等でケアする事もできますが、早期に治したい場合には、やはり皮膚科を受診するのが望ましいといえるでしょう。

首いぼの種類により、適切な処置をしてもらえるので、気になる方は相談してみましょう。

悪性で注意が必要な首イボ

一般的な首いぼは、良性の為特に心配はありませんが、注意したいのが悪性である場合です。

・短期間に急激に大きくなったり、数が一気に増えた

・痛みやかゆみが強い

・色の変化や熱を伴う

以上のような場合や、特に変化を強く感じるような場合には、悪性であったり消化器系のガンが疑われる為、早期に医療機関を受診しましょう。

内臓の病気から発症するかゆみを伴う首イボ

既に述べたように、通常一般的な首いぼの場合、かゆみを伴う事はほとんどありません。

ですから「酷くかゆい」という症状がある場合には、早期に医療機関を受診する必要があります。

内臓疾患の可能性が強いですが、受診する科がわからないようでしたら、皮膚科を受診してから専門医を紹介してもらうとよいでしょう。

実際にあった例として、かゆみを伴うイボが発生し、自己判断でかゆみ止めを付けながら様子を見たところ、わずか1か月程度で急激に数が増加、その後数か月のうちに更に数が増加したとの事です。

この様な場合のイボはデルマドロームと呼ばれ内臓の病気から発症する物であるといわれています。

原因については明確にはなっていませんが、癌細胞が増殖する際に、成長因子として皮膚の細胞にも何らかの影響を与える為だと考えられており、かゆみを伴うイボがそれを特徴づけていたといえます。

かゆみがあるからといって、必ずしもこのような重篤な病気であるとは断定できませんが、かなりの高い確率でこのような病気を発症している可能性がある為、注意が必要です。

異変を感じた場合には早急に病院を受診しましょう。

以上、かゆみがある首イボはもしかしたら病気のサインかも…でした。