自慢のヒップアップの基本姿勢

若い頃は自慢のヒップだったのに、今は…。
そんな悩みを抱える女性は多いのではないでしょうか。

実際、美しいヒップであり続けるためには、多くの努力が必要になります。
ヒップアップのためには、なにより正しい姿勢で立つことが大切です。
その為にはまず、日頃生活をしているなかで、自然に立っている姿を見て、悪い点を見つけましょう。

私たちは何気なく立つ、という動作をしていますが、回数にすると結構な数になります。
それが立ち続ける、となると人によっては何十時間にもなるのではないでしょうか。
この時、きちんとした立ち方を行っている人は、年齢に負けない美しい足やヒップを保つことができるのです。

街を歩けばキレイな人を見かけるかと思いますが、そういう人たちをお手本にして正しい立ち姿を学びましょう。
ここで家庭でできる、正しい立ち方の練習を行いたいと思います。

右の図を参考に正しい基本姿勢を学びましょう。
まず、全身を壁に向けて立ち、ヒップに少し力を入れましょう。
引き締める意識で行うことで、ヒップアップに有効なのです。

また、ヒップ以外の部位の場合、重心はかかとにもっていくようにし、真っすぐ立ちます。
この時、ヒザは前方に向けたまま、お腹に少し力を入れて立ちます(腹筋効果)。

肩は左右の高さに揃え、後ろに引き、骨盤から背骨、頭部までがピンっとなる意識で立ちましょう。
頭は見えない手に引っ張られている意識で立つことで、垂直になります。

そうしてヒップにも力を加えておくことで、ヒップアップと正しい姿勢を身につけることができるのです。
そしてそのままの姿を継続してみましょう。
どうでしょうか?
もしこの姿勢を続けることに「苦しい」と感じた人は、もともとの姿勢が悪い証拠なのです。

背筋が丸まったままだと、さまざまな健康被害も起こりますので、このトレーニングを続けて直すことをおススメします。

 

良い立ち方を学んだところで、今度は悪い立ち方を意識してみましょう。

1、足をクロスさせる
これを行っている人は多いかと思います。
身体を支える為の足ですが、両足で立つことに疲れてくると、無意識に重心を片足ずつに移動しながら立ってしまうのです。

これを習慣となってしまうと、骨盤が曲がるばかりか、左右の足の長さが変わってしまうこともあるのです。
骨盤が曲がった状態ではヒップアップは難しいため、骨盤を歪ませないように両足で重心をとって支えるようにしましょう。

2、片足に重心をかける
片足に重心をかける癖がある人は、股関節がズレて身体が歪んでしまうため、後ろ姿がアンバランスになります。
また、ショルダーバッグなどをいつも同じ肩にかけることでも重心はずれてしまいます。
左右に持ち帰るなど、意識して行いましょう。

ヒップアップに有効な運動は数多く存在します。
しかしどれほど運動を行っても、基本の姿勢が狂っていては効果は期待できないでしょう。
まずは立ち姿を確認してみてはいかがでしょうか。