ヒップアップに必要な三つの筋肉構成分析

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お尻の形をキープするために、まずはその構造からみてみましょう。
お尻の筋肉は、大臀筋(大殿筋)、中臀筋(中殿筋)、小臀筋(小殿筋)で構成されています。
ヒップの筋肉仲間でもメインとなる三つの筋肉の働きについて今日はお話します。

大臀筋(大殿筋)   最も表面に位置しており、ヒップの中でも特に大きな筋肉です。

人が二足歩行で歩く事が出来る様に発達した筋肉です。
二本の足で立っているという事って実はかなり大変なんですよ。
安定していないプラス歩くには足を前後に動かす事が前提となります。
そして方向を変える場合には、足を右・左へと動かす事も必要です。
こうして、前・後ろ、右・左に不規則に動かす必要がある股関節をガッチリ固定するには大殿筋が大きくなる必要があったのです。

中臀筋(中殿筋)・小臀筋(小殿筋)   腰骨の両側からお尻を包み込んでいる筋肉

この二か所の筋肉は仕組みや位置が類似していて、小臀筋(小殿筋)は奥の方にあって触れない場所にある筋肉なんです。
一方、中臀筋(中殿筋)は比較的表面上にある筋肉です。

中殿筋・小殿筋は両足で立っている際にはその動きを感じる事はあまりないと思いますが、片足で立った場合には、骨盤が支えになっている足がなくなり重力で下に引っ張られるのです。
そうなると中殿筋が役目を果たしていないのでお尻が軸となる足側へ押される形になり、まるでモンローウォークみたいに腰がくねっとした感じになるのですね。
私達が認識している「歩く」という動きは、分析すると…右・左交代しながら片足で立っている形を流れ作業で繰り返しています。
中殿・小殿筋は私達が歩く為には必ず必要となる筋肉と言えるのです。

ヒップアップに必要な筋肉がわかったところで、次はその筋肉のトレーニング方法をご紹介しましょう。
大臀筋(大殿筋)中臀筋(中殿筋)小臀筋(小殿筋)の鍛え方