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一般的に夏の終わりごろから抜け毛が増え始め、秋になると本格的に抜け毛が増加していきます。
ヒトは1日当たり100本ほどの髪の毛が抜けるものですが、秋になるとその倍の200本ほどが抜けるとされています。
ところが最近では夏の真っ最中から抜け毛が目立つという人が相当増えているのです。
本来秋になってから抜けるはずの髪の毛が、なぜ夏真っ盛りな時期から抜けてしまうのでしょうか。
年中エアコンのお世話になる生活を送っている
今ではどこに行っても1年中エアコンが動作していますよね。
冬はもちろん暖房ですし、春の終わりごろからは除湿や冷房で快適に過ごすことができるようになっています。
しかしエアコンは乾燥をもたらします。
除湿や冷房は湿気を取り去るものですし、暖房もストーブなどとは違ってかなり乾燥させてしまいます。
実ははこの乾燥が頭皮にとっては大敵なのです。
頭皮が乾燥するとフケやカユミが発生するのですが、これは頭皮の保護機能が破壊されている印でもあります。
毛母細胞といった髪の毛を作る機能にダメージを与えてしまうことで、新たな髪の毛が作られなくなります。
また頭皮が乾燥することで栄養分が髪の毛に行き渡りにくくなり、結果として抜け毛につながっていくのです。
エアコンがこれほど普及していなければ、夏の前には湿気のシーズンである梅雨があります。
しかし今は梅雨でも快適に過ごせるほど乾燥させてしまうことで、本来より早い夏に抜け毛が多くなってしまうのです。
強烈な紫外線を浴びることで頭皮ダメージが起きてしまう
この海とプールが曲者なのです。
両方の共通項に塩素があります。
海は塩ですし、プールには消毒のために塩素が投入されています。
塩素は髪の毛のキューティクルを破壊して、さらにメラニン色素をも破壊してしまいます。
すると髪の毛は赤っぽく変色して水分も失われてパサパサの髪の毛になってしまい、ついには抜けてしまうのです。
また特に海では強烈な紫外線を浴びるのですが、これは髪の毛にも頭皮にも相当なダメージを与えることになり、結果として抜け毛につながってしまうのです。
夏は特に睡眠不足と栄養不足に陥りやすい
睡眠不足に関しては特に説明する必要はないでしょうが、睡眠不足によって体が疲れることで髪の毛にも悪影響を与えてしまうためです。
栄養不足は夏バテに伴うものです。
昔は夏バテって夏真っ盛りの時期よりも、夏の終わりごろから秋にかけて体のだるさから感じるものでした。
しかし今は夏の真っ最中から夏バテに陥りますよね。
夏バテによって食欲が落ちてしまい、必要な栄養が髪の毛に供給されず、結果として抜け毛につながるのです。
大量の汗をかく夏だからこそ抜け毛対策を怠ってはならない
汗をかいても拭かずにそのまま放置していれば、気は付けば自然に蒸発しちゃいますよね。
実は汗は蒸発する際に頭皮の水分と一緒に蒸発します。
すると皮脂は蒸発しませんから頭皮に残ってしまい、毛穴などを塞いでしまうことで抜け毛につながってしまうのです。
また汗の蒸発で頭皮が乾燥することで、さらに皮脂が分泌されますので状況はどんどん悪化していくのです。
エアコン風や海遊び後のヘアケアで夏の抜け毛を防ぐ方法とは
まずエアコンですが、直接体や頭に風が当たらないようにしましょう。
エアコンの風が直接頭に当たることで、乾燥が一層促進されてしまうのです。
海やプールで遊ぶなとは言いませんが、必ず当日中にシャンプー後のコンディショニングを丁寧に行うことで、髪の毛の状態をより悪化させないようにしましょう。
またできるだけ直射日光を浴びないように、海やプールに浸かっていない時は帽子などで髪の毛と頭皮を保護しましょう。
汗をかいたら必ず拭いてください。
拭くことで汗の蒸発が無くなり、結果として頭皮の水分までもが蒸発することを防げるのです。
そして十分な睡眠としっかりと食事を摂ることで健康にいられるように努めましょう。
どうしても食事が摂れない人は、サプリメントなどを活用して髪の毛に栄養が行き渡るようにしましょう。
以上、髪の毛が夏のうちから抜けていくその原因と対策について…の話題でした。